原動力+情熱+コミットメント=勝利のコンビネーション
1980年、映画『スターウォーズ/帝国の逆襲』でヨーダが「やるか、やらぬかだ。ためしなどいらん」という名言を発した時、私は14歳でした。
このヨーダの言葉は、正しい教えでした。正しく戦った者は報われます。人生には、あなたを打ちのめし、それこそ内臓を抉られるようなことが起こります。あいにくそれは避けることができないのです。そして、その後立ち上がるかどうかは、自らの選択次第です。
では、難しい選択を迫られた時に、決断できるような環境はどのように作れば良いのでしょうか。そのシンプルな答えは、「コミットメント」です。
そんなコミットメントの刺激となるのは、情熱です。そして、情熱が原動力となり、毎朝起き上がり、行動することができます。情熱のある人は、成功の代償を測りません。偉大なキャリアは、ある程度の犠牲の上に築かれることを理解しているのです。
優れた管理職は、何が成功をもたらすかを理解し、チームとあらゆるレベルで密に連携しています。仕事をこなし、それに対する時間を惜しみません。本当に成功への情熱を持っているならば、進んでその代償を払うことでしょう。
情熱とは、内なる原動力のことです。高いレベルの意欲と情熱を持つ社員は、誰とも争いません。それは、外野がどう思おうが関係ないからです。これが力となり、さらにコミットメントと規律によって最後までやり遂げることを可能にします。
優れた管理職は、一つの成功が次の成功につながることを分かっています。すべての目標は達成可能で、かつ現実的であり、実現可能で、やりがいのあるものでなければならないことも理解しています。その目標は、パフォーマンスの上位5%の範囲で設定されるべきです。
リーダーとは、単純に指示を出すだけの立場ではありません。現在のビジネス現場では、決定事項の背後にある理由を説明する必要があります。ある管理職の話によると、その人が働き始めた時は、上司からジャンプするように言われたら、部下は「どのぐらい高くですか?」と聞いたといいます。しかし、現在、同じことを上司が言ったら、「なぜですか?」「それにはどんなメリットがありますか?」と聞かれるそうです。
人は、自らが成長し、成功するチームの一員となる機会を求めています。あるマーケティングディレクターは、「リーダーは、売上だけでなく、日々の成功、献身、漸進的な利益を考慮する必要がある」と教えてくれました。日々の小さな積み重ねが、大きな成果につながります。誰が勝つかを常にコントロールすることは不可能ですが、このアプローチにより、チームが最高のパフォーマンスを達成するために努力することができます。
優れたマネージャーは、管理下に何があるのかを理解しています。努力、エネルギー、情熱、そしてコミットメントは、すべて自らの影響の範囲内にあるものです。
フランスの心理学者で薬剤師でもあったエミール・クーエの言葉を借りれば「毎日あらゆる方法で、私たちのチームはどんどん良くなっているのです。」